阿蘇地域では、昭和28年熊本大水害、平成２年豪雨災害、平成24年九州北部豪雨災害、平成28年熊本地震で甚大な土砂災害がたびたび発生してきました。また、近年の土砂災害では、土砂や巨礫の流下に加え、流木による家屋の被災や橋梁の閉塞に伴う氾濫被害が発生し、流木対策の必要性が増しています。


そこで、より効率的かつ効果的な流木対策を進めるべく、阿蘇地域での砂防事業、治山事業、森林整備事業に取り組む機関が主体となり、各機関の流木対策等について相互に理解を深める勉強会と現場視察を開催しました。各機関が講師となり、資料作成とレクチャーをすることで、自己の所掌業務や関連事項についての理解が深まりました。また、他機関との意見交換によって新たな気付きや課題が発掘されました。今後とも継続的に勉強会を開催することで、情報、技術、計画などの様々な分野での連携強化を図って参ります。


写真：勉強会の様子、治山事業（熊本県）実施箇所、直轄砂防事業実施箇所