(8)その他 三重県 データまとめ 平成13年 8-68
●国道260号錦峠道路 ●平成9年3月開通
道路整備により、Cバスが運行。人工透析など通院が便利に!
国道260号錦峠道路の開通前の問題点
・紀勢町錦地区の10数名の人工透析患者は、大台厚生病院の人工透析設備不足のため、週3回程度、松阪市に通院。
・通院ルートは急カーブ・隘路の連続する錦峠が一番の難所であり、路線バスや公共交通機関も通行不能。
・走行性の悪さは、通院者にとって大きな負担。
・人工透析後の自力運転は非常に困難なため家族の送迎による通院を余儀なくされる。
・ほぼ1日拘束は、送迎者にとっても大きな負担。
・錦地区の住民からは、少しでも楽に通院できるようにという要望があった。
国道260号錦峠道路改良の効果
・町負担のシャトルバス(Cバス)が運行開始され、同時に人工透析施設も充実!
・人工透析患者は、付き添いの必要もなく自力で通院が可能に。
・高齢者も高度医療サービスを求めて通院が可能に。
人工透析患者の通院時間
整備前:錦町→錦峠(自家用車)→松阪中央病院
約110分(片道)
整備後:錦町→錦峠(Cバス)→大台厚生病院
約60分(片道)
・通院者および送迎者の時間的余裕
通院者:年に270時間、送迎者:年に570時間の余裕が生まれる!

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