[おわりに]

 運輸技術審議会では、現在の交通運輸を取り巻く経済社会状況の変化を踏まえ、技術的規制や技術研究開発など運輸技術施策の基本的なあり方について検討し、本答申を取りまとめた。今後、本答申で示された運輸技術施策の基本的なあり方を踏まえ、各輸送モード毎の特性に配慮しつつ具体的な方策の検討を行うことが望まれる。
 また、本答申は、交通運輸行政のうち技術施策に関する部分に焦点を当てたものである。21世紀に向けた交通運輸行政の姿を明確にしていくためには、技術のみならず人的資格制度や安全管理システム等も含めた総合的な観点からの施策が不可欠である。このため、今後の交通運輸に関する、「安全性の確保」のための総合的施策、海洋空間の高度利用の推進に関する施策、利用者利便の飛躍的向上のための画期的な交通運輸システムの確立に向けた施策、総合的な環境対策などの検討に当たっては、その技術施策に関して本答申の主旨が十分に反映されることを期待する。

参考資料

参考資料−1(運輸技術審議会総合部会委員名簿)
参考資料−2


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