(1) | 地域や国土全体の望ましい姿から考える視点
建設省(国土交通省)が施設を整備・管理する立場からの視点を持つことは当然であるが、それに加えて、地域や国土全体という面的な広がりの中で総合的にどのような環境の実現が求められているのか、その中でどのような役割が果たせるのかという視点から考えていく。
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(2) | トータルとしての環境負荷削減の観点から住宅・社会資本の整備・活用のあり方を考える視点
環境面から望ましい地域や国土の姿から必要な住宅・社会資本の整備等を考えるに際して、長期的な社会経済情勢や国民ニーズの変化も踏まえ、持続可能な社会を形成する観点から、どうすればトータルとして環境負荷の小さい形で国民が必要なサービスを享受できるかを常に念頭に置いて、既存ストックの有効活用や長寿命の新規施設整備など、整備・活用のあり方を考えていく。
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(3) | 多様な主体と協働して取り組む姿勢
地域や国土全体の望ましい環境の実現に向けて、住宅・社会資本整備によるハード面での取組みのみでなく、住民等との協働、誘導、規制等のソフト面での施策のあり方も含めて考える。特に、適切な役割分担の下、住民、NPO、専門家、企業、地方自治体等の多様な主体との協働による取組みを推進する。 |
(4) | 国民や企業の環境意識を醸成し行動を促すための基盤づくり
3.に述べたような方策により国民や企業の環境意識を醸成し行動を促すための基盤づくりを検討し、推進する。 |
(5) | モデル地域における先導的取組み
理念や計画を議論するだけでなく、以下の目的から、環境面から見て望ましい地域づくりについて既に各主体との協働による取組みが具体的に行われている地域などにおいて、社会実験等の先導的な取組みを推進する。 |