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「国土と環境を考える委員会」提言

環境施策の展開にあたって

協働による取組みの推進

3.専門家の役割と人材の育成・確保
(1) 専門家の役割の重要性
国民の意識の醸成や多様な主体による協働の取組みにあたっては、専門家の役割が重要である。
 たとえば、

1 専門的な調査、収集、分析等により質の高い情報を分かりやすい形で国民や協働の各主体に提供すること

2 PIで聴取した多様な意見を専門的見地から集約し、収束の方向について提案・助言すること

3 協働の取組みについて専門的見地から提案・助言することなどの役割がある。
(2) 広範な人材の育成・確保の重要性
 環境問題は内容が多岐にわたり、それに対する活動形態も多様であるため、専門家に止まらず広範な分野の人材や地域に根ざした伝統的な知恵や生活習慣に詳しい人材を育成・確保し、ネットワークを形成していくことが重要である。広範な人材の活用例としては、

1 環境分野において行政経験等の豊富な人材を地域のボランティアや有給の臨時職員として活用していくこと

2 地域環境に関する学校教育において、住民等が地域の専門家として担いうる教育機能を活用すること
   などが考えられる。

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