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「国土と環境を考える委員会」提言

環境施策の展開にあたって

協働による取組みの推進

5.建設省(国土交通省)に求められる役割
建設省(国土交通省)は、国土づくり、地域づくりを実際に行っており、いろいろな行政手段を有している立場から、住民、地方自治体等の意向、活動を尊重しつつ、他方、地域、国土全体のあり方を踏まえて、それぞれの地域の望ましい姿を住民等と協働で考えるとともに、それを実現していく方策を実施していくことが求められる役割である。
 具体的には、
 ・ 行政区画を越えて地域における協働の場、仕組みをつくること(コーディネーション)
 ・ 共に活動する住民、NPO等とそれぞれが有する情報を交換し、各主体による質の高い情報の共有を促進することにより、共に考えていく基盤をつくること
 ・ 調査等にかかる予算措置などで協働の取組みを支援すること
 ・ 複数の地域の活動が互いに連携・協力する場、仕組みをつくること
 ・ 具体的な活動を展開していく中で障害となる問題を解決し、さらに必要に応じそれを制度化していくこと
などが挙げられる。
 また、複数の自治体にまたがる環境を重視した協働による地域づくりの取組みには、国も各省庁が連携して積極的に予算等で支援する仕組みを検討すべきである。

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