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「国土と環境を考える委員会」提言

環境施策の展開にあたって

環境施策の基盤構築

4.伝統的技術の再認識と地域の特性に応じた技術の開発
 これまでの技術開発は集中・集権という時代背景の中で行われてきたが、今後は分散・分権という時代背景を踏まえ、地域の特性に応じて柔軟に対応しうる技術の開発が必要である。
 また、伝統的技術に秘められたその地域の自然との付き合い方に適した持続可能な独特の技術を活用することも重要である。
 さらに、コスト、エネルギーを費やして急速に処理をする技術だけではなく、処理に時間はかかるもののコストや環境負荷の小さい技術の開発も考えていくことや、改変した自然が本来有していた機能を回復させる技術、事業の実施によって生じる生態系の変化の予測技術等を開発していくことが必要である。

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