国民の暮らしと産業を支える社会インフラの整備及び維持管理においては、従来の人力によるものから、建設機械や測量機器等の新しい技術を取り入れることで、その整備等のスピードと品質の向上、構造物の大型化・複雑化が実現されてきました。
現在、我が国の社会インフラを巡っては、老朽化の進行、地震及び風水害等の災害リスクの高まり、人口減少・少子高齢化等の課題に直面しており、特に社会インフラの維持管理及び災害対応に関して、その効果・効率の一層の向上のため、それらを支えるロボット技術の開発・導入を迅速且つ集中的に進めていくことが求められています。
そこで、社会インフラの現場ニーズに基づき、国内外の異分野も含めた産学の技術シーズを踏まえ、「維持管理・災害対応(調査)・災害対応(施工)」の3つの重要な場面におけるロボットについて、その開発・導入分野を明確化するなど実用化に向けた方策を検討するため、「次世代社会インフラ用ロボット開発・導入検討会」を平成25年7月16日に設置し、「
次世代社会インフラ用ロボット開発・導入重点分野」を平成26年12月25日に策定しました。
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