建設産業・不動産業

CM方式活用の概要

□CM(Construction Management)方式とは
  CM方式(ピュアCM)とは、「建設生産・管理システム」の一つであり、発注者の補助者・代行者であるCMR(コンストラクション・マネージャー)が、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理などの各種マネジメント業務の全部又は一部を行うものをいいます。 
 これまで我が国で主に用いられてきた「一括発注方式」は、発注者にとって、施工に伴うリスク(工期の維持、品質の確保等)を元請業者が負うなどのメリットが多い反面、実際に工事を行う各工種の下請業者への発注プロセスや支払い金額が分からず、発注者は、設計や施工において品質・工期・コストの最適化が図られているのか疑問や不安を感じる場合があります。
 CM方式の場合、発注者は、こうした疑問や不安を解消するため、設計者や施工者がそれぞれに担っていた各種のマネジメント業務をCMRに委ねます。CMRは、発注者に対して品質・工期・コストから見て最適だと考えられるマネジメント業務を提供するとともに、発注者に対して関係者(設計者、施工者、資機材業者等)とともにプロジェクトの進捗状況や工事予算に関する説明及び意見交換を行い、発注者の裁量権を確保します。

□先行事例一覧
二ツ井中央公園整備事業(秋田県能代市)
温泉保養センター改修工事(秋田県大潟村)
六郷町障害者福祉施設新築工事(秋田県美郷町)
千曲川流域下水道更埴幹線シールド工事(長野県長野市)
国補災害関連緊急地すべり対策事業(長野県長野市)
成田市滑川高岡地区簡易水道事業(千葉県成田市)
知見八鹿線道路整備事業(兵庫県豊岡市)
高木瀬小学校校舎改築工事(佐賀県佐賀市)

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