杉江製陶株式会社
会社概要
所在地:愛知県知多郡
資本金:5,684万円
従業員数:105名
主な事業内容:地中埋設ケーブル保護管等製造販売
主な進出国・地域:シンガポール、バングラデシュ、パプアニューギニア、台湾等
会社の特徴
- セラミック製地中埋設ケーブル保護管を製造する、世界で唯一の事業を展開。重要インフラ施設に最適な管材として、空港・港湾・トンネル・発電所で高い採用実績。資源循環型リサイクル製品でライフサイクルコストに優れ”持続可能な未来社会”の実現に貢献しています。
海外事業の概要と評価ポイント
- 「世界のインフラ整備に貢献する」を目標にシンガポールに拠点をおいて3年目、チャンギ国際空港にセラミック製多孔陶管(セラダクト)が採用、敷設されました。これを契機に各国で製品の利点が認められ、バングラデシュ、パプアニューギニア、台湾などの空港にも採用されました。空港をはじめ、港湾、トンネル、道路など他分野への展開が期待されています。
- 多孔陶管セラダクトは「硬い・錆びない・燃えない」という特性を有し、高度な安全性、耐久性を実現しています。圧縮強度に優れるため鉄筋コンクリート巻などによる補強が不要であり、工期を大幅に短縮するとともに、他管材と比較して断面がコンパクトなため掘削断面を小さくすることができ、スペースの限られた箇所でも施工可能です。また、経年劣化がなくメンテナンフリーであり、ライフサイクルコストに優れています。
- 原料に建設汚泥を取り入れ、産業廃棄物、窯業廃土などと合わせて50%のリサイクル原料を取り入れています。資源循環型リサイクル製品で、環境負荷に配慮しています。
近年の主な受注実績
国名 | 工事名 | 発注者 | 契約金額 | 工期 |
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シンガポール | チャンギ国際空港第4ターミナル空港内管路敷設工事 | チャンギ国際空港グループ | 3,500万円 | 2016.8 |
バングラデシュ | ハズラット・シャ-ジャラール国際空港拡張工事空港内管路敷設工事 | バングラデシュ人民共和国(ODA有償) | 9億円 | 2021.4~ |
パプアニューギニア | ナザブ空港整備事業 | パプアニューギニア独立国(ODA有償) | 2,100万円 | 2021.4~ |