永和国土環境株式会社
会社概要
所在地:広島県福山市
資本金:1,000万円
従業員数:5名
主な事業内容:土木設計及び測量、排水再利用処理装置「アクアメイク」開発・製造・販売
主な進出国:スリランカ、中国
- 地元広島のカキ殻を使用して排出される汚水を高度処理するとともに、処理水をトイレに循環再利用する水洗式トイレ”アクアメイク“を開発。
- 日本全国600箇所へ納入するほか、海外への納入実績がある。
- 河川等に未処理排水が放流され、衛生状態の悪化や水源河川の水質汚染が喫緊の課題であったスリランカで事業展開。




評価のポイント
- カキ殻や活性炭といった現地調達可能な資源を有効利用することで、導入後の維持管理体制を現地で構築しやすくした。
- 国立公園や観光地など比較的環境意識の高いエリアにターゲットを絞り、効果的なPRを行った。 事業の中で広報映像を制作してトイレ施設内で投影することで、製品価値や日本の支援で世界遺産の環境改善に寄与していることを発信。
- 循環式で排水を出さないことにより周辺水地の富栄養化を抑制し、生態系のバランスの改善に取り組んでいる。また、通常廃棄物として処理されるカキ殻・ヤシ殻を利用する事で廃棄物を有効活用出来る仕組みを形成し、自然環境を守り資源を活用する循環社会の構築に寄与している。
近年の主な受注実績
国名 | 工事名・工事内容 | 発注者 | 契約金額 | 工期 |
---|---|---|---|---|
スリランカ | カキ殻を活用した自己処理型 水洗式バイオトイレの導入に関する案件化調査 |
独立行政法人国際協力機構 | 30百万円 | 2016.6~2017.4 |
スリランカ | 自己処理型水洗式バイオトイレの普及・実証事業 | 独立行政法人国際協力機構 | 100百万円 | 2018.9~2024.8 |
中国 | 浙江省舟山市岱山县某工場 | 民間企業 | 5.1億円 | 2007.5~2014.6 |
株式会社キンセイ産業
会社概要
所在地:群馬県高崎市
資本金:5,000万円
従業員数:54名
主な事業内容:産業廃棄物焼却プラント等の販売、設計、製造、現地工事、保守管理、開発等
主な進出国:タイ、ケニア、カンボジア
- 焼却・熱エネルギー発電プラントメーカーで、開発・販売・設計・製造・現地工事・メンテナンスを一貫して対応。
- 基本特許等を国内40件以上、海外60件以上取得。
- 国内では、生産工場・研究所等の産業廃棄物や病院・検査機関等の感染性廃棄物の焼却炉の実績が多く、中型炉では25%のシェアを占め、200基以上の納入実績がある。




評価のポイント
- 現地企業や地元大学への技術移転、現地大学生のインターン受け入れを行うほか、タイからの技能実習や特定技能の受け入れによる積極的な人材育成。
- 海外工場向けの焼却炉輸出、海外企業へのライセンス契約、公的機関との連携など様々な手法で海外展開等を実施した。また、ケニア等の日本企業の進出が少ない地域でも事業を実施している。
- タイにおいて合弁会社を設立し、販売、設計、製造、メンテナンス体制を整え、戦略的に展開している。さらに、タイを生産拠点として、隣国のベトナム、カンボジア、マレーシア等への事業展開を計画している。
近年の主な受注実績
国名 | 工事名・工事内容 | 発注者 | 契約金額 | 工期 |
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タイ | 次世代焼却炉による医療廃棄物適正処理案件化調査 | 独立行政法人国際協力機構 | 30百万円 | 2014.10~2015.9 |
タイ | 次世代焼却炉による医療廃棄物適正処理普及・実証事業 | 独立行政法人国際協力機構 | 100百万円 | 2017.12~2022.2 |
ケニア | 開発途11上国の感染症予防に向けSTePP技術の実証・移転による海外日本企業支援事業 | 国際連合工業開発機関 | 30百万円 | 2020.10~2021.12 |
カンボジア | 2022年度カンボジア王国感染性廃棄物管理改善計画 | 本邦企業(ODA) | 300百万円 | 2023.7 |
株式会社スカイマティクス
会社概要
所在地:東京都中央区
資本金:1億円
従業員数:30名
主な事業内容:産業用リモートセンシングサービスの企画・開発・販売
主な進出国:カンボジア
- クラウド型ドローン測量サービス「KUMIKI」を主力に、リモートセンシング技術を用いてインフラ整備におけるDX化を推進。
- 高い技術力から高精度な地形データを生成し、WEB上で現場の測量や工事管理をすることで生産性・安全性を圧倒的に向上。
- 直感的な・自動化された操作で、専門知識が必要な海外製品との差別化を図り、カンボジアで事業展開。




評価のポイント
- 国内企業唯一の三次元データ生成エンジンにより高品質な地形データを生成するサービスを提供した。
また、欧米製品がほぼ未参入で地理的条件が良い東南アジア近隣諸国に本邦技術を展開した。 - 現地政府機関での導入実績や効果検証を足がかりにドローン測量の規制やルール作りに関与している。
- 東南アジア近隣諸国でマーケットシェアを獲得し、その成功モデルで国土開発が進む中南米・アフリカ諸国でのシェア拡大を狙う。
近年の主な受注実績
国名 | 工事名・工事内容 | 発注者 | 契約金額 | 工期 |
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カンボジア | 日本発葉色解析サービス「いろは」のカンボジア国における導入・DX促進事業 | 独立行政法人日本貿易振興機構 | 20百万円 | 2020年9月〜2021年12月 |
カンボジア | ドローンを用いたリモートセンシング技術をインフラ計測に導入するための案件化調査 | 独立行政法人国際協力機構 | 30百万円 | 2021.9~2023.1 |
カンボジア | ドローンと画像解析技術を活用したインフラ整備計画のDX化のための普及・実証・ビジネス化事業 | 独立行政法人国際協力機構 | 86百万円 | 2023.11~2025.12 |
NiX JAPAN株式会社
会社概要
所在地:富山県富山市
資本金:8,000万円
従業員数:284名
主な事業内容:インフラ技術サービス事業、DX サービス事業、エネルギー・海外事業(水力発電及び太陽光発電所の計画、設計、施工管理、資金調達、運営/自社投資事業)
主な進出国:インドネシア
- 日本国内で50件以上の小水力発電設備の設計実績や自社小水力発電所の運営実績を有し、インドネシアにおいて、ケタウン水力発電所、トンガル水力発電所を開発。
- 現地子会社と連携し、現地水力発電所に対する技術・資金支援を行い、マジョリティ株主として事業運営を行っている。




評価のポイント
- 現地開発銀行とのプロジェクトファイナンス契約や日系政府金融機関の支援による資金調達を行うなど戦略的な事業展開を実施。さらに、海外事業の統括拠点としてシンガポール持株会社を設立し、再生可能エネルギーの導入に向けたFIT制度がある東南アジア地域への事業展開を検討している。
- 自社水力発電開発に合わせてコミュニティ道路を舗装整備し、周辺住民と共同利用することで現地コミュニティへ配慮した。
- 地震で道路や公共施設が被害を受けた際、事業の工事用重機や人員リソースを活用し、公共道路の補修を無償で引き受け、災害復旧を最優先に対応した。
近年の主な受注実績
国名 | 工事名・工事内容 | 発注者 | 契約金額 | 工期 |
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インドネシア | ケタウン水力発電 FS検討 | PT.Lebong Sukses Energi | 13百万円 | 2017年(6か月) |
インドネシア | ケタウン水力発電 基本設計検討 | PT.Lebong Sukses Energi | 30百万円 | 2018年(12か月) |
インドネシア | トンガル水力発電 事業性評価兼 バリューエンジニアリング | ニックスニューエネルギー株式会社 | 15百万円 | 2019年(6か月) |
インドネシア | トンガル水力発電 施工管理 | PT. Optima Tirta Energi | Rp1,000,000,000/年 | 2020年3月〜2023年10月 |