事例番号
147
市区町村(地区)
綾町
タイトル
自然とまちを有機的に結ぶまちおこし
1. 背景
町民自身が「夜逃げの町」と呼んだ過疎の町が工芸や有機農業でまちおこしに取り組み、「綾」ブランドの確立、大手焼酎メーカーの誘致、酒のテーマパークのオープンなどを通じて「産業観光」戦略を打ち出し、今では年間120万人もの観光客を呼んでいる。
2. 目標
「にぎわいの中にも綾らしさを感じる素敵な人、水、街」
3. 取り組みの体制
「自治公民館組織」がまちづくり、ものづくりを支えている。
4. 具体策
・農村と都市との交流共生の促進 ・交流拠点「手づくりほんものセンター」の活動 (一戸一品運動などでつくられた商品を販売) (自然生態系農業中心の「綾ブランド」定着) ・「一戸一品運動」 (公民館で年に一回文化祭を開催、ニーズがあれば「ほんものセンター」で販売) ・「自然生態系農業の推進に関する条例」の制定 ・有機農産物等認定業務と環境保全型技術の普及 (「自然生態系農業の基準」の設定等) ・「綾町有機農業開発センター」等の組織整備 (「有機農業推進会議」「有機農業開発センター」)
5. 特徴的手法
・作れば売れるという生産の喜びを有機農業に求めた。 ・“本もの”の産業おこしが観光産業の振興につながることを立証 ・第一次、第二次、第三次産業の地域内連携によるまちづくり ・環境を守りながら活用する、まちおこしの先駆的モデル
6. 課題
・産業おこしと中心市街地活性化との連動 ・後継者養成 ・高齢者対策