−制度の概要−

 歴史的風土保存区域は、古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法、及び明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法に基づき、その対象は古都すなわちわが国往時の政治、文化の中心等として歴史上重要な地位を有する市町村に限られ、京都市、奈良市、鎌倉市の3市の他に、政令によって天理市、橿原市、櫻井市、逗子市、奈良県生駒郡斑鳩町及び同県高郡明日香村、および大津市の5市1町1村が定められています。その保存対象は、わが国の歴史上意義を有する建造物、遺跡等が周囲の自然的環境と一体をなして古都における伝統と文化を具現し、及び形成している土地の状況となります。

 

 歴史的風土保存区域の指定面積の推移

 
   

 歴史的風土保存区域の指定状況は、平成28年度末(平成29年3月31日現在)には、保存区域が32区域で20,083.0ha、うち特別保存地区は60地区で6,428.4haとなっています。
 また明日香村では第2種歴史的風土保存地区が2,278.4ha、うち第1種歴史的風土保存地区が4地区で125.6haとなっています。

 

表−歴史的風土保存区域指定面積の推移(明日香地区を除く※)

 
   

(平成29年3月31日現在)

年度 歴史的風土保存区域
新規・変更 累積
都市数 区域数 地区数 面積(ha) 都市数 区域数 地区数 面積(ha)
S41 4 4 16 9,652.0 4 4 16 9,652.0
42 4 1 5 3,125.0 8 5 21 12,777.0
43〜45 0 0 1 341.0 8 5 22 13,118.0
46 0 0 0 505.0 8 5 22 13,623.0
47〜54 0 0 0 248.0 8 5 22 13,871.0
55〜56 -1 0 -1 -918.0 7 5 21 12,953.0
57〜60 0 0 0 9.0 7 5 21 12,962.0
61〜H6 0 0 0 13.0 7 5 21 12,975.0
H7〜10 0 0 6 2,518.0 7 5 27 15,493.0
11〜15 1 0 0 33.0 8 5 27 15,526.0
16〜28 1 1 5 4,557.0 9 6 32 20,083.0
 
   

※ただし、明日香法制定以前の明日香村について、保存区域ではS42年度からS54年度まで上記の表に含まれる。

 
   

表−歴史的風土特別保存地区指定面積の推移(明日香地区を除く※)

 
   

(平成29年3月31日現在)

年度 歴史的風土特別保存地区
新規・変更 累積
都市数 地区数 面積(ha) 都市数 地区数 面積(ha)
S41 2 19 1,557.2 2 19 1,557.2
42 2 6 1,448.9 4 25 3,006.1
43 4 9 658.2 8 34 3,664.3
44 0 1 100.0 8 35 3,764.3
45 0 1 37.0 8 36 3,801.3
46〜49 0 0 42.0 8 36 3,843.3
50〜54 0 0 45.5 8 36 3,888.8
55〜56 -1 -2 -102.0 7 34 3,786.8
57〜62 0 1 441.0 7 35 4,227.8
63〜H7 0 4 304.9 7 39 4,532.7
H8〜14 0 12 1,387.0 7 51 5,919.7
15〜17 0 0 3.0 7 51 5,922.7
18〜28 1 9 505.7 8 60 6,428.4
 
   

※ただし、明日香法制定以前の明日香村について、特別保存地区ではS43年度からS54年度まで上記の表に含まれる。

 
   

● 上の表をこちらからダウンロードできます

     
   
 

図−歴史的風土保存区域及び歴史的風土特別保存地区の指定面積の推移

 

 表−歴史的風土保存区域の指定状況

 

 歴史的風土保存区域の全区域(6区域、32地区)・歴史的風土特別保存地区の全地区(60地区)及び明日香村の全地区(4地区)の地区別一覧表ページへ移動します。

 
   

● 一覧表のページへ移動

     

 戻る