リレートーク

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瀬戸内サニー(YouTuber)
大崎 龍史(瀬戸内サニー株式会社代表取締役)

テクノロジーと地方。世界への冒険。

テクノロジーと地方。世界への冒険。

若者のみんな、聞いてくれ。今君たちは凄い時代に生きてるんだ。日本は地震や豪雨災害、感染症、そして人口減少。課題は山積みだ。混沌とするSNSのタイムライン。日々のニュースに絶望をしているかもしれない。ただ、ネガティブなことばかりじゃない。インターネットが世の中に普及して以来、一番凄いことが起きてる。技術革新の時代だ。

チーム写真@三豊

詳しい話をする前に、初めましての人たちに自己紹介をしたい。私は香川県を拠点とするYouTuberであり、メディア事業と教育事業を展開するスタートアップ企業の経営者だ。2021年には、Google社が選ぶ日本を代表する社会的YouTuber100人の1人に選出された。香川大学教育学部を卒業して小中高理科の教員免許を持っており、YouTube業界からどう地方の教育に革新を起こすかの挑戦をしている。地元の高校生や大学生にも「サニーさん」と呼ばれ、進路や恋愛の相談など身近な存在と思ってもらえていることが大きなやりがいだ。

業務風景

さて、本題に戻すと、日本の社会が、教育が本当に、本当に変わる凄い時代なのだ。インターネット、スマホ、SNS、ジェネラティブAIの出現だ。SNSはみんな当たり前に使っているから分かるだろうが、その力は君たちが想像する以上に凄い。誰とでも繋がり、自分から積極的に情報発信をすることで、世界中の誰とでも会いたい人に会える。情報発信自体がお金になり、自分がやりたいことをやれるテクノロジーなんだ。加えて、今最も凄いのが、ジェネラティブAIの存在だ。夏休みの宿題や大学の卒論なんかもAIが書いてくれる時代なんだ。あ、くれぐれも先生や教授にバレるんじゃないぞ。そして大人も英語でのメールはchatGPTが書いてくれるし、動画だってそのうち動画系AIが編集してくれるようになる。

瀬戸内の風景@塩飽本島

「え、じゃあ、勉強する意味なくね?」と思うかもしれない。そう、今までの暗記型、偏差値重視型の教育はほとんど意味がなくなるんだ。だってドラえもんのように優秀なジェネラティブAIが答えてくれるんだから。じゃあ、みんなはこれから何をすべきか?サニーさんは一つだけ答えがあると思っている。それは「好きなこと、やりたいことを持つ」という主体性だ。これからはテストや偏差値など数字で測れる認知教育から、主体性やリーダーシップ、コミュニケーション能力など、数値では測れない非認知能力が本当に求められる社会に突入するんだ。
サニーさんは、香川大学に在学中、2年の休学をしてアメリカのカリフォルニアに留学をし、シリコンバレーに訪れ、テクノロジーに関わる起業家に出会うことができた。彼らと同じように、人生でやりたいこと、挑戦したいことに向き合い続けてきた。今は、地方にいることで選択肢が限られている多くの若者のみんなへの地方発シリコンバレー留学プログラムを事業化しているところだ。

サニーさんは、積極的に海外や外の世界に行くことを進めている。それは海外を知ると、結果、日本の素晴らしさ、自分の住んでいる地域や故郷を好きになると信じてるからだ。香川・高松には、多島美などの自然の豊かさ、島のおじいちゃんおばあちゃんの笑顔、1000年以上の歴史の中で磨かれてきた食文化がある。きっと今回香川・高松で開催されるG7都市大臣会合が、若者のみんなが世界と繋がるきっかけになるはずだ。

「さあ、若者よ。日本を出よ。」

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