官庁営繕

中央合同庁舎第1号館

中央合同庁舎第1号館本館

 

 

 

中央合同庁舎第1号館別館



 

 
 


◆沿革

 

 中央合同庁舎第1号館は、霞が関での合同庁舎第1号として計画され、建設省による戦後はじめての本格的な耐火建築物として昭和29
年に完成しました。入居が予定されていたのは、当時、戦後の食料危機の最中に庁舎が都内10数カ所に散在して、業務上一番事情が逼迫
していた農林省です。現在は農林水産省、林野庁、水産庁が入居しています。
 施設は、「職務能率の向上と、公衆の利便を最重点に置いた、簡潔明快な思想で貫かれた庁舎」を目標として、鉄骨鉄筋コンクリート造地
上8階 地下1階のE字型の平面で延べ面積が48,000m2以上という構想のもと設計されました。

 
E字型の平面
 

 仕上げは、合理的で明快な簡潔さを旨とし、意匠なども簡素で、特に装飾的なものは施されませんでしたが、昭和41年の改修により外壁
にタイルが張られました。

 

 本館の完成後、北別館と別館が増築され、最終的には8万m2を超える規模となり、さらに、現在は中央合同庁舎第3号館や外務省、経済
産業省総合庁舎別館に続き、免震レトロフィット工事(既存建物の免震化を図ることにより、大地震動時に建物に作用する地震力を低減さ
せ、既存構造体の補強をほとんどすることなく、耐震性能の向上を図る耐震改修工法)を実施し、防災拠点施設として必要な耐震性能を確
保しています。
 また、平成29年には、国の庁舎として初の木造耐火建築物となる南別棟が整備されました。
 

 

 

「中央合同庁舎第1号館配置」
 

◆建築概要

 
<本館>
 ・1954年(昭和29年)建築
 ・鉄骨鉄筋コンクリート造 地上8階 地下1階
 ・建面積:5,984m2 延面積:48,009m2
 
<北別館>
 ・1964年(昭和39年)建築
 ・鉄骨鉄筋コンクリート造 地上8階 地下1階
 ・建面積:1,388m2 延面積:14,139m2
 
<別館>
 ・1965年(昭和40年)建築
 ・鉄骨鉄筋コンクリート造 地上8階 地下1階
 ・建面積:1,968m2 延面積:17,478m2
 
<南別棟>
 ・2017年(平成29年)建築
 ・木造 平屋建
 ・建面積:267m2 延面積:267m2

 

 

※建物の面積については国有財産面積を示す。

 
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お問い合わせ先

国土交通省大臣官房 官庁営繕部 整備課 特別整備室
電話 :(03)5253-8111

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