〈建設マスターへのインタビュー〉
塗装工の建設マスター 「工事に手抜きなどがみられた場合、それが外見上では分からないような細かいものであっても、すぐ職長を呼びます。そしてただ怒るのではなく、「こんなところで手間を省いても、将来何年か過ぎて欠陥工事だとクレームが出た場合、全部手直しすることになってコストもかかるぞ」というように説明して職長を納得させるように心がけています。」 鳶工の建設マスター 「工程的にスムーズに進めるためには、やはり職長同士が密に連絡を取り合って、譲るところは譲る、進めるところは進める。予定の工程どおりに行かないときもありますから、職長同士の話し合いが大切ですね。」 機械土工の建設マスター 「昔は自分の腕を信じてやっていました。実際に動かしてみて、こうしたらいいのではと気付いたところは現場で直していましたね。扱いやすくしようと、常に考えていました。今は実際には、コンピューターの電気関係が強くなっていて、スイッチ一つで調節ができてしまう。自分の技術ではなく、機械を操るための技術が必要になってきます。」 (資料)「建設労働資材月報」(平成11年1月号、3月号、6月号) ![]()
(建設マスターは現場でこのようなデザインのバッチを付けている。)
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