地球温暖化対策
〜「緑のみち」のネットワーク〜
平成9年12月に京都で開催された、気候変動枠組条約第3回締約国会議(いわゆるCOP3)において、京都議定書が採択され、我が国には2008年から12年までに1990年比でマイナス6%という厳しい目標が設定されました。
そこで、建設省では、うるおいのある良好な景観を形成するとともに、光合成により二酸化炭素を吸収し、地球温暖化対策に資するため、道路ののり面の緑化や植樹帯の整備による「緑のみち」のネットワークの形成を進めることとしております。
なお、環境庁の資料によると、樹木の年間の二酸化炭素吸収量は、直径約10センチメートル、高さ4〜5メートルの木で、年間130〜190キログラムであります。乗用車1台の年間の二酸化炭素排出量が1,800キログラムなので、大体10本前後の樹木で、乗用車1台分の二酸化炭素排出量を吸収することができます。
