3.改革への取組みの決意

 こうした方向での取組みを進めるためには、従来型の行政手法を抜本的に改革し、新たな発想に立った21世紀型の国土交通行政の体系へと再構築していく必要がある。
 そのためには、国土交通行政に携わる職員一人ひとりが、国土交通行政の究極の目的は国民の幸せの実現であることを常に意識し、自らの変革に積極的に取り組むこと、そして、ストックの有効活用などハード面での対応と新たな仕組みの構築などソフト面での対応を積み重ねていくなど新たな発想に立って創意工夫を凝らすことが大切である。
 国土交通行政の「聖域なき改革」に、国土交通省が一丸となって取り組み始めている具体的な内容については、第I部第3章で紹介する。
 改革は未だ途上であり、新たな潮流を的確に分析・把握するとともに、広く国民の意見を取り入れながら21世紀にふさわしい新たな仕組みの一層の整備・充実を図り、国土交通省に課せられた使命をしっかりと果たすことができるよう、英知を結集していかなければならない。

 

テキスト形式のファイルは こちら

前の項目に戻る      次の項目に進む