(2)都市交通問題

 都市化に伴い、自動車交通量の増加等による道路交通の渋滞、交通事故の増加、自動車排ガスや騒音等の悪化等が深刻になるとともに、鉄道の通勤・通学時の混雑が問題となった。
 これらの内、道路交通の問題については、道路の整備等の対策が講じられてきたものの、自動車交通量の増大が著しいこと等により都市部を中心に依然として憂慮すべき状況が続いている。また、鉄道の問題については、都市鉄道の整備等により年々混雑率が改善されてきているものの、いまだに混雑の激しい区間が残っているほか、全体としての混雑率も依然として快適とはいえない状況である。したがって、21世紀初頭においても、都市交通問題の解決は大きな課題として積み残されている。

図表I-2-23 各都市におけるピーク時自動車走行平均速度の推移
図表I-2-23 各都市におけるピーク時自動車走行平均速度の推移

図表I-2-24 東京圏の鉄道ラッシュ時間帯の混雑率の推移
図表I-2-24 東京圏の鉄道ラッシュ時間帯の混雑率の推移



 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む