(3)下水道施設の機能の高度化と維持管理の充実

1)機能の高度化
 老朽化した施設の更新に際しては、単なる従来機能の回復を行うだけでなく、浸水安全度の向上や高度処理、合流式下水道の改善等、下水道の機能向上と一体となった効率的な改築・再構築を推進する。

2)民間委託等維持管理の充実
 下水道整備の進捗に伴い、平成12年度末において下水処理場が1,638ヶ所、管渠敷設延長が約32万kmに達する等下水道施設のストックが増大してきている。このような状況を踏まえ、下水道の機能を十分に発揮させるには、従前にもまして、適正かつ効率的な維持管理が求められているところである。このため、12年度においては、下水道処理施設維持管理業者の人的構成、業務内容等の情報を地方公共団体に提供する「下水道処理施設維持管理業者登録システム」の開発を行ったほか、13年度には、「性能発注の考え方に基づく民間委託のためのガイドライン」を作成し効率的な維持管理の方策について提案している。

 

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