(2)小型船舶操縦士免許制度の見直し

 近年におけるプレジャーボートを利用したレクリエーション活動の活発化・多様化を受けて、小型船舶操縦士の免許保有者が増加しており、これに伴い、利用者のニーズも大きく変化し、また、小型船舶の海難・事故は増加している。
 こうした中で、事故の防止、安全性の向上を図る一方で、利用者ニーズに対応した制度の合理化、利用者負担の軽減等を図るため、プレジャーボート利用改善に向けた総合施策の一環として、小型船舶操縦士制度等検討小委員会を開催し、同制度の見直しの検討を行った。同小委員会において、平成13年12月に、安全の向上の観点から危険操縦・酒酔い操縦の禁止、子供等へのライフジャケットの着用等の操縦者が遵守すべき安全責務の法令上の明確化を行うとともに、利用者ニーズへの対応等の観点から、水上オートバイの専用免許の導入等の資格区分の再編成、試験・教育の質的充実と簡素合理化を図る旨の取りまとめが行われた。このうち、法的対応が必要となるものについては、上記方向に沿って所要の法律案を今国会に提出することとしている。

図表II-5-17 小型船舶操縦士免許保有者の推移
図表II-5-17 小型船舶操縦士免許保有者の推移



 

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