3.アジア太平洋気候センターの設置

 異常気象等の気候変動や地球温暖化等の地球環境問題への的確な対応のためには、高精度・高分解能の監視・予測情報が必要不可欠である。このため、世界気象機関(WMO)は全世界の6つの地域にそれぞれ地域機構センターを設置し、地域一帯となった気候変動等の観測・監視・予測情報提供体制の強化を図る方針である。
 この中にあって我が国は、アジア太平洋地域の先進的な気象機関として観測・解析機能を強化し、気候監視・長期予報等の情報提供を行う役割を果たすため、14年度にアジア太平洋気候センターを気象庁に設置する。本センターにおいては、異常気象等の監視、長期予報等の予測に関する情報の国内外の関係機関への提供を行うとともに、これら情報の利活用に必要な技術向上・情報交換のための各国気象機関の専門家会合等を行う。

図表II-11-1 アジア太平洋気候センターの設置
図表II-11-1 アジア太平洋気候センターの設置

 

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