(5)技術者資格の海外との相互承認

 APECエンジニア相互承認プロジェクトは、1995年のAPEC首脳会議で採択された大阪行動宣言を受け、参加国間で技術資格に関する相互承認に基づく有資格技術者の流動化を促進することを目的に検討を行ってきた。
 その結果、2000年11月からは、我が国を含む7エコノミー(日本、オーストラリア、カナダ、香港、韓国、マレイシア、ニュージーランド)においてAPECエンジニアの審査・登録を開始することとなった。我が国においては、土木(Civil)、構造(Structural)の分野をAPECエンジニアの対象とすることとし、この両分野に対応する我が国の国際資格を「技術士」及び「一級建築士」と定めた。今後は相互承認実現のための協議を行うとともに、対象分野の拡大を進めることとしている。

 

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