(2)テクノスーパーライナー(TSL)

 TSLは、旧運輸省の支援の下、元年度から7年度にかけて研究開発され、
1)最高速力50ノット(時速93km)
2)高い積載能力 及び
3)優れた耐航性能
を兼ね備えた画期的な超高速船であり、国土交通省では、TSLの実用化に向け、所要の支援措置を講じている。
 TSLの投入航路としては、1)国内海上物流の基幹航路、2)離島航路、3)アジア近海航路の各分野が考えられるが、現在、国内航路への第1船の就航を目指して事業化の環境整備に取り組んでいるところである。
 また、12年11月には、運輸大臣が訪中して上海市副市長と会談を行い、日本-上海間の航路開設に向け担当局長レベルで定期的に協議を行うことが合意された。これを受けて13年12月現在までに3回の協議が開催されている。

図表II-12-5 テクノスーパーライナー(TSL)
図表II-12-5 テクノスーパーライナー(TSL)

 

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