第3節 建設マネジメント技術の向上

 建設プロジェクトを効率的、合理的に進めるためには、事業計画、調査、設計、工事・工事監理、維持管理・運営、廃棄・解体撤去というプロジェクトライフサイクルの各プロセスのマネジメントを総合的に行う建設マネジメントの技術を向上させることが不可欠である。
 このためには、現場経験により技術者個人(あるいはそれぞれの組織)に蓄積された財産であった「マネジメントに関わるノウハウ」を全体のエンジニアリングとして体系化することが必要である。
 「建設マネジメント技術」の対象は、社会資本整備の評価手法、合意形成手法、コスト縮減、品質確保、入札契約システムなど広範囲にわたるが、本節では、これらの分野に関する事項のうち、積算技術の充実、ISOマネジメントシステムに関する取組みを説明する。

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む