3.建設施工における安全対策

 これまでも、「建設機械施工安全技術指針」の策定など建設施工の安全対策に取り組んできたが、施工条件の複雑化や労働者の高齢化など、建設現場を取り巻く環境は大きく変化しており、建設業にかかる死亡災害のうち、建設機械等によるものは20%以上を占めている状態が依然として続いている。
 そこで、12年度より「建設施工の安全対策検討分科会」を設置し事故原因の分析や安全対策について検討を進めており、今後は、「建設機械施工安全技術指針」への反映等建設施工の安全対策を推進する。
 また、13年度は、12年7月に噴火し火山噴火活動が続き有人による施工が危険なため災害復旧が遅れていた三宅島において、迅速な復旧作業を実施するため無人化施工(UCS:Unmanned Construction System)を本格的に導入した。さらに、UCSガイドブックを作成し、各地方整備局において施工体制等を整備している。

 

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