2.建設施工における環境対策

 建設施工が大気環境に与える負荷の低減等を目的に、建設機械の排出ガス基準値を満足した機械を「排出ガス対策型建設機械」として指定し、直轄工事で使用原則化を図る等してその普及促進に努めている。平成9年に、2010年までに建設機械の年間NOx排出総量を1993年レベルより30%以上削減する目標を設定し、NOx等の基準値をさらに約3割低減し、PMも対象に加えた新たな基準値を策定した。平成13年度からはこの基準値に適合した排出ガス対策型建設機械の指定を開始している。
 同様に、騒音、振動対策としても、低騒音型・低振動型建設機械を型式指定し、直轄工事における低騒音型建設機械の使用原則化等により普及を図っている。
 また、建設施工におけるCO2排出削減のため、13年度に建設施工の地球温暖化対策ガイドラインの策定に取り組み、建設施工現場における施工計画・実施段階における地球温暖化対策をとりまとめることとしている。

 

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