第I部 人口の減少、少子高齢化の進展など人口構造の変化に対応した国土交通行政の展開 

第2節 少子高齢化の進展

1.人口構造の変化

 近年の我が国人口の年齢構造を見ると、年少人口(15歳未満)の減少と老年人口(65歳以上)の増加が著しく、少子高齢化が急速に進んでいる。人口構造の変化について、いわゆる人口ピラミッドの変遷で見てみると、戦前からの「富士山型」から、高齢化の進展により、二度のベビーブームによる凹凸はあるものの、現在では「釣鐘型」となっており、将来的には、さらに少子化が進んで、「つぼ型」に変わっていくといわれている。

 
図表I-1-2-1 日本の人口ピラミッドの変遷(1950年、2000年、2050年)

1950年の人口ピラミッドは、頂点の高齢者数は少なく、底辺の若年者数が多いため、富士山型と呼ばれている。2000年の人口ピラミッドは、第1次ベビーブームの影響により、50歳代前半の人口が多く、つりがね型と呼ばれている。2050年の人口ピラミッドは、70歳代後半となった第2次ベビーブーム世代の数が最も多く、年齢が低いほど人口が少なくなると予測され、つぼ型になると言われている。
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