第I部 人口の減少、少子高齢化の進展など人口構造の変化に対応した国土交通行政の展開 

(発展途上地域の人口動向)

 一方、発展途上地域(注1)の人口は、2000年の49億人から2050年の82億人(中位推計)へと着実に増加すると予想される。この推計では、出生数は、減少し続けると予想されているが、もしこの推計の減少が、予想されたものより遅ければ、発展途上地域の人口は、119億人に達するとの推計もある。発展途上地域のうち、最も発展が低い段階にあると分類された49カ国(注2)においては、急速な人口増加が予想される。この国々の出生数は、今後、著しく減少していくと予想されるものの、その人口は、2000年から2050年の間で、6億5,800万人から18億人まで増加し、ほぼ3倍に達すると予想される。

 
図表I-1-1-5 世界の地域別人口の推移

1950年、2000年、2050年の順に、アフリカは2億2,000万人、7億9,000万人、20億人。同じく、アジアは、14億人、37億人、54億人。ヨーロッパは、5億5,000万人、7億2,000万人、6億人。ラテンアメリカは、1億7,000万人、5億2,000万人、8億1,000万人。北アメリカは、1億7,000万人、3億1,000万人、4億4,000万人。オセアニアは、1,300万人、3,100万人、4,700万人。
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(注)1
先進地域以外の地域
2
アフガニスタン、アンゴラ、バングラデシュ、ベナン、ブータン、ブルキナファソ、ブルンジ、カンボジア、カーボヴェルデ、中央アフリカ、チャド、コモロ、コンゴ民主共和国、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、エチオピア、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ハイチ、キリバス、ラオス、レソト、リベリア、マダガスカル、マラウイ、モルディブ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ミャンマー、ネパール、ニジェール、ルワンダ、サモア、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、ソロモン諸島、ソマリア、スーダン、セネガル、トーゴ、ツバル、ウガンダ、タンザニア、バヌアツ、イエメン、ザンビア

 

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