第I部 人口の減少、少子高齢化の進展など人口構造の変化に対応した国土交通行政の展開 

(我が国の高齢化率は世界で最も高い水準)

 我が国の高齢化は、世界に例のない速さで進展している。老年人口割合が、7%から14%へ上昇したのに要した期間を他の先進国と比較すると、ドイツでは40年、イギリスでは47年、スウェーデンでは85年、フランスでは115年であるのに対して、日本ではわずか24年(1970年〜1994年)しか要しておらず、現在、我が国の老年人口割合は、主要先進諸国において、最も高い水準にある。
 また、2000年から2020年の間に予想される老年人口割合の増加の幅を比較しても、ドイツは6.1ポイント、イギリスは4.5ポイント、スウェーデンは6.5ポイント、フランスは4.5ポイントであるのに対して、日本は17.3%から27.8%へ10.5ポイントも上昇することが予測されており、今後も世界で最も高い水準で推移するものと見込まれている。

 
図表I-1-2-5 主要先進諸国の65歳以上人口割合の推移

1970年、2000年、2050年の順に、日本は、7.1%、17.3%、35.7%。同じく、ドイツは、13.7%、16.4%、31.0%。スウェーデンは、13.7%、17.4%、30.4%。イギリスは、12.9%、15.8%、27.3%。フランスは12.9%、16.0%、26.7%。アメリカは、9.8%、12.3%、21.1%。
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