第II部 国土交通行政の動向 

(3) 観光産業

1)旅行業
 主要旅行業者50社の平成13年度の取扱高について前年度と比較すると、海外旅行取扱高は、13年9月の米国同時多発テロ事件の影響を受けて大幅減となった(対前年度比18.3%減)。一方、国内旅行取扱高については、横ばい傾向(対前年度比0.2%減)にあり、海外旅行取扱高及び外国人旅行取扱高を加えた総取扱高は、対前年度比8.0%減となった。
 米国同時多発テロ事件は、14年度においても旅行業者の取扱高に深刻な影響を与えており、海外旅行取扱高は、13年9月から14年8月まで12ヶ月連続で対前年割れとなっている。また、14年4月から8月までの累計をみても、海外旅行取扱高は11.3%減となり、国内旅行取扱高等を加えた総取扱高も、対前年同期比7.4%減となった。

2)ホテル・旅館業
 平成13年度における主要登録ホテルの客室利用状況は全国平均で70.2%である。なお、主要登録ホテル・旅館の赤字施設の割合は、13年度において、ホテルで44.6%、旅館で53.9%となっている。

 

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