第II部 国土交通行政の動向 

(4)リサイクル等環境関連技術施策

 建設副産物の発生抑制、適正処理、リサイクルを推進するため、建設廃棄物から有害物質を分別処理する技術開発や建設廃棄物共同集配システム実証実験の実施など再資源化が困難な廃棄物についての適切なリサイクルに関する研究開発等を推進するとともに、再生品の利用先に応じた性能、品質確保のための適用性の検証を実施している。
 また、リサイクル技術情報に関するデータベースに基づく建設副産物の種類やその再生材の利用箇所に応じたリサイクル技術の情報検索システムを構築し、現場におけるリサイクル工法の普及を図っている。
 間伐材の利用促進により河川上流域の森林の適正な管理に貢献するため、各地方整備局等及び地方自治体において河川・砂防部局と林政部局の間の間伐材需給に関する情報交換を行うとともに、間伐材を利用した整備工法のマニュアル整備を行っている。
 また、ダム貯水池に漂着する流木は従来焼却処理されていたが、環境負荷軽減・再資源化等の観点から、それぞれのダムにおいて流木のリサイクル方法やリサイクル物の利用方法・需要等の検討を行い、炭やチップへの活用など有効利用を図っている。

 

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