第II部 国土交通行政の動向 

(3)海外建設市場における規制の調和に向けた取組み

 財やサービス貿易の自由化は、雇用の拡大、生産水準の向上等世界経済の成長に貢献するほか、経済的な相互依存の深化による政治的信頼感の醸成をもたらすものであり、建設サービス分野においても、公正で開かれたグローバルな建設市場の形成を目指す。このような対外経済政策を推進していく上での具体的枠組みは、WTO(世界貿易機関)における多国間の取組みを中心としつつ、FTA(自由貿易協定)/EPA(経済連携協定)のような地域的な、又は二国間の取組みも活用した多層的なものとなってきており、これらの場を通じて、最も効率的・安価で、かつ安全性の高いサービスが世界中で享受できるよう、海外建設市場の規制の調和を図っていく。

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む