第II部 国土交通行政の動向 

コラム・事例 天塩川を中心とした観光拠点の形成(カヌーツーリング)と流域連携

 雄大な自然に囲まれた天塩川(北海道)は、河口から157kmの区間においてダムや堰堤などの横断工作物がなく、舟で一気に下れる川としては日本最長であることから、カヌーのメッカとなっています。毎年、道内、道外を問わず多くのカヌー愛好者が天塩川を訪れてリバーツーリズムを楽しんでいます。平成14年7月に開催された日本最長(157km)のカヌーツーリング大会「ダウン・ザ・テッシ・オ・ペッ・スペシャル」には、400名以上が参加しました。
 天塩川では、河川管理者がカヌーの拠点となるカヌーポートの整備を行っているほか、流域市町村がカヌーポートの整備にあわせてオートキャンプ場やカヌー練習場を整備するなど、河川管理者・流域市町村・地域住民・カヌー愛好者等が一体となって、拠点整備や各種情報発信、イベント開催等を行っており、流域を中心とした地域連携を行っています。
 
誉平(ばんぴら)カヌーポート


 
ダウン・ザ・テッシ・オ・ペッ・スペシャル 参加者用のパスポート



 

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