(地域づくりにおける施策の集中)

　地域づくりには、相当の期間を要し、また、多数の関係者によるそれぞれの取組みが相乗効果を発揮することが、成果を上げることにつながる。このため、地域の行政においては、地域づくりに係る施策をできる限り集中的に実施し、成果の早期発現に努めるとともに、相互の関連の薄い多数の取組みが並行して進められることを避け、相乗効果の最大化を図っていく必要がある。例えば、行政が水質浄化対策を集中的に実施したことにより川を活かした取組みが進展した事例や、こだわりをもって生涯学習の起点としての史跡の周辺整備とこの史跡にふさわしい文化的なソフト面の取組みを行っている事例が見られる。