第II部 国土交通行政の動向 

第3節 国民の旅行環境の整備

1.長期滞在型旅行の促進

(1)休暇の取得促進・分散化

1)長期家族旅行の普及・定着
 経営者、労働者、教育関係者、福祉関係者、観光関係者及び関係府省の官民が一体となって取り組む「長期家族旅行国民推進会議」を平成15年12月に設置し、学校における長期休業日の分散化、職場における休暇の長期連続化や休暇取得時期の多様化を通じ、家族の絆を深める長期家族旅行の普及・定着のための検討を開始した。

2)「秋休み」取得促進キャンペーン
 旅行業、運輸業等のツーリズム産業に携わる企業が加盟する(社)日本ツーリズム産業団体連合会では、一時期に集中する休暇の分散化を推進するため、9月から11月に数回ある秋の祝日3連休に有給休暇を1〜3日つなげる長めの「秋休み」を国民に普及するための啓発活動を行っている。平成15年においては、“私の「秋休み」ウキウキ旅行プラン”をテーマに秋休みの楽しみ方について公募するなど、休暇の分散化のための「秋休み」取得促進キャンペーンを展開した。

 

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