第II部 国土交通行政の動向 

(2)福祉施策との連携

 高齢者が安心して暮らせる居住環境を確保するためには、ハードの整備にとどまらず、福祉施策との連携によるソフトの面における施策も重要であることから、生活援助員(ライフサポートアドバイザー:LSA)による日常の生活相談、安否確認、緊急時における連絡等の生活支援サービスの導入を推進しており、バリアフリー化された公営住宅等の供給と生活支援サービスの提供を併せて行うシルバーハウジング・プロジェクトを、平成14年度までに634団地、17,409戸において実施している。また、14年度から、LSAの派遣の対象を高齢者居住法に基づく登録住宅等にも拡大し、また、公共賃貸住宅団地を活用してLSAの活動拠点となる高齢者生活相談所の整備を実施し、サービスの拡充を図っている。
 さらに、「コレクティブハウジング」「グループホーム」といった福祉・介護等と連携した高齢者の新たな住まい方に対し、公共賃貸住宅を活用した支援を行っている。

 

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