第II部 国土交通行政の動向 

(3)各国との航空交渉及びICAOへの対応

 国際定期航空輸送は、国際的な人的交流及び物的流通を進めるために必要不可欠なものであり、利用者のニーズに適切に対応した国際航空路線及び輸送力を確保していくことが重要な課題である。このため、新たな航空協定の締結、乗入地点の追加や増便、航空企業間のコードシェア(共同運送)の設定・拡大等により、国際航空ネットワークの一層の充実と公平な機会の下での競争促進を図るべく、関係国との間で航空交渉を精力的に行っている。
 平成14年度においては、世界11ヶ国1地域との間で計13回の二国間協議を行い、乗入地点の追加や増便等に関する取決めを結んでいる。
 国際民間航空機関(ICAO)は、国際民間航空の安全と保安、健全かつ経済的な運営の確保のため、国際標準及び勧告の採択、監査等の活動を行っている。我が国は加盟国中第2位の分担金を負担し、理事会でも重要な位置を占めるとともに、航空運送会議や航空会議にも積極的に参画している。

 

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