第II部 国土交通行政の動向 

(2)その他の空港アクセス強化策

1)羽田空港アクセスの更なる改善
 羽田空港への鉄道交通については、京浜急行空港線の整備等により利便性が向上しているが、さらに、京浜急行空港線の容量拡大及び横浜方面からの直通列車の増発等を図るため、京急蒲田駅の総合的な改善を進めている。また、第2旅客ターミナルの整備(平成16年12月頃に供用予定)に伴う東京モノレールの延伸や環状八号線からターミナル地区への連絡道路の整備等一層の利便性の向上を目指した取組みを進めているところである。

2)中部国際空港へのアクセス確保
 平成17年(2005年)2月の中部国際空港の開港に向けて、連絡鉄道として名古屋都市圏等から直接乗り入れが可能となるよう中部国際空港連絡鉄道(中部国際空港−名鉄常滑駅間)の整備を推進している。また、道路については、名古屋都市圏等からの高速性と円滑性を確保するために、知多横断道路、中部国際空港連絡道路等の自動車専用道路の整備を推進している。さらに、空港立地を活かし、伊勢湾をはさんだ三重県側からの海上交通手段として、高速旅客船による津ルート(津・松阪港贄ア地区−中部国際空港間)やフェリーによる鳥羽市ルート(鳥羽港−中部国際空港(前島))についても、開港に合わせるべく条件整備を推進している。

3)その他の空港へのアクセス
 仙台空港については、仙台駅〜仙台空港間の交通手段の利便性向上のため、仙台空港線の鉄道整備を進めているところである。

 

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