第II部 国土交通行政の動向 

(5)雪害対策

1)冬期道路交通の確保(雪寒事業)
 「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法」に基づき、安全で安心な地域の生活を確保するため、道路の除雪、防雪、凍雪害防止の事業を進めている。

2)雪崩対策事業の推進
 集落における雪崩災害から人命を保護するため、雪崩防止施設を整備するハード対策を推進するとともに、雪崩が頻発する地域においては、総合雪崩対策モデル事業により警戒避難体制の整備等のソフト対策を実施しており、平成15年度は長野県小谷村月岡地区等6地区で雪崩災害の防止の強化を図っている。

3)雪対策砂防モデル事業の推進
 豪雪地帯において、防災上、住民利便上の観点から雪崩等による土砂流出防止の砂防えん堤及び流雪機能を発揮できる低水路等の整備を行っており、平成15年度は魚野川床固工群(新潟県)等23箇所で実施している。

4)消流雪用水導入事業の推進
 豪雪地帯において、治水機能の確保と合わせ、水量の豊富な河川から市街地を流れる中小河川等に消流雪用水を供給するための導水路等の整備を実施している。

 

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