第II部 国土交通行政の動向 

(1)鉄軌道の安全な運行の確保

 鉄道事業者に対して、施設・車両の維持管理や運転取扱いの状況等に関する保安監査を実施するとともに、鉄道事故が発生した場合は、規則に基づく報告を求め、それらの調査分析を進めることにより事故の防止を図っている。
 また、運転士の資格制度の運用のほか、施設等の改善のための支援として、ATS(自動列車停止装置)未設置路線におけるATSの緊急整備、トンネルや橋梁等の施設等の現状を総点検し評価する安全性緊急評価事業等を行っている。

 
図表II-7-3-4 鉄道運転事故件数及び死傷者数の推移

運転事故件数は、昭和50年度3,794件から平成14年度843件と確実に減少しており、死者数も、928人から350人と減少している。
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