第II部 国土交通行政の動向 

(2)広域的な経済社会基盤の整備等への協力

 国際的な相互依存関係の拡大を踏まえ、アジアハイウェイ、メコン地域開発等地理的位置や影響が複数国に渡る広域的な経済社会基盤の整備の支援を実施している。
 アジアハイウェイについては、2003年(平成15年)11月にバンコクで開催された政府間会合において、アジアハイウェイ政府間協定(仮称)が採択され、「東京−福岡」が路線「AH1」として協定中に掲げられたところであり、この協定の締結のために必要な手続を進めている。メコン地域開発については、2003年(平成15年)12月に行われた日・ASEAN特別首脳会議において、我が国の基本的な考え方を提示しており、国土交通省は、メコン地域の地理的、社会的特性に応じた広域的な経済社会基盤整備のあり方について検討を進めている。
 また、我が国の優れた高速鉄道技術を海外に普及させる観点から、中国高速鉄道に関する現状調査及び実情に合った高速鉄道の調査・研究を実施している。

 

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