(3)OECD(経済協力開発機構)への対応

　OECD造船部会においては、世界の造船業の健全な発展に向けて、公正な競争環境の整備、中国等の新興造船国との対話の強化等の取組みが行われている。2002年(平成14年)12月からは、市場規律の確立のための新造船協定交渉を実施しており、現在、政府助成規律に関する条文案の検討等が行われている。また、海運委員会においては、自由かつ公正な海運市場の形成に向けて、競争政策に関する諸問題の検討、海運助成措置の見直し、安全・環境問題に取り組むほか、非加盟国との政策対話を進めている。
　また、地域開発政策委員会における地域政策の概念枠組み(フレームワーク)にかかる検討や都市政策の再構築に関するプロジェクト及び都市地域の成長要因に関するプロジェクトに関する検討、道路交通問題に関する各種調査研究活動などに積極的に参画している。