第II部 国土交通行政の動向 

第1節 成果重視の施策展開

1 成果の達成度を踏まえた施策の展開

 これからの国土交通行政においては、国民から見て分かりやすい、成果の達成度を踏まえた施策を展開していくことが必要である。このため、企画立案(Plan)・実施(Do)・評価(See)のサイクルに沿って、国民が納得できる成果が達成されたかどうかを絶えず評価し、その結果を踏まえた施策の実施を進め、必要なものは効果的・効率的に実施することとし、また、国民に対する透明性を高めつつ、客観性を重視した評価を着実に行っていく。
 平成15年10月に閣議決定した社会資本整備重点計画においても、計画の重点を「事業量」から受益する国民の立場から見た「達成される成果」に転換し、分かりやすく明示したところである。5箇年間の計画期間の1年目となる15年度は、同計画の15の重点目標の達成度を定量的に評価するために設定した35の指標のうち国土交通省関連のものについてフォローアップ(追跡調査)を行い、その結果を16年7月に開催した社会資本整備審議会・交通政策審議会計画部会において審議した。フォローアップの結果をホームページ(注)で公表するとともに、16年7月に取りまとめられた重点施策や平成17年度予算要求等に反映させた。


(注)http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koutu/planning/3/040722.html

 

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