第II部 国土交通行政の動向 

(2)良質な賃貸住宅の供給

1)賃貸住宅市場の活性化
 賃貸住宅経営の効率化・合理化を進め、質の高い賃貸住宅の供給を促進するため、定期借家制度の普及・定着とともに、既存ストック活用の観点からも、サブリース事業(注)の適正化を図っている。また、「賃貸住宅標準契約書」等の普及促進を通じて、賃貸借契約に伴う紛争等の未然防止を図り、賃貸住宅市場の一層の整備に取り組んでいる。

2)公的賃貸住宅等の供給
 住宅市場において、十分に供給されない住宅サービス等について、適切に市場を補完するため公的賃貸住宅制度等を活用して良質な賃貸住宅が供給されている。

 
図表II-4-2-5 公的賃貸住宅等の趣旨と実績

公共賃貸住宅等には、公営住宅、改良住宅、都市機構住宅、公社賃貸住宅、特定優良賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅、住宅金融公庫融資による民間賃貸住宅、農地所有者等賃貸住宅などがあり、その管理戸数は、公営住宅では約218万戸(平成14年度)、都市機構住宅では約77万戸(平成15年度)などとなっている。
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(注)サブリース事業:賃貸住宅管理会社が建物所有者(家主)等から建物を転貸目的で賃借し、自ら転貸人となって転借人に賃貸する事業

 

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