第II部 国土交通行政の動向 

(5)新しい物流サービスの取組み

 1990年代に米国で登場した新たな物流サービスである3PL(注)は、荷主企業の本業への経営資源集中や、物流部門における規制緩和等を背景に高い成長を続けており、我が国においても、今後3PLの高い成長が期待されている。
 国土交通省では、平成16年3月に「3PL人材育成促進事業推進協議会」を立ち上げて3PL人材育成研修のカリキュラムやテキストを作成し、中小物流事業者の3PL進出を促進している。3PL人材育成研修は、16年10月から17年3月までの間に計20回開催する予定である。また、3PL支援のため、倉庫業法、貨物利用運送事業法及び貨物自動車運送事業法の特例等を内容とする法案を第162回国会に提出した。

 
図表II-5-4-3 3PL

さんピーエルビジネスは、従来の物流体系とは違って、荷主から物流を一貫して請け負う事業者による高品質のサービスである。


(注)サード・パーティー・ロジスティクス:荷主から物流を一貫して請負う高品質のサービス

 

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