自然災害、事故、テロ等に対し、安全・安心な社会を確立するためには、これらの課題について、早急に取り組むことが不可欠であり、国土交通省としては、省を挙げて施策を推進している。
このような状況を踏まえ、
第I部では、平成16年から17年にかけて発生した自然災害、事故、テロ等を概観するとともに、社会構造の変化等に伴って顕在化した課題を分析し、真の「安全・安心大国」の実現に向けた今後の国土交通施策の展開の方向性について記述している。
また、国土交通行政全般としては、1)自立した個人の生き生きとした暮らしの実現、2)競争力のある経済社会の維持・発展、3)安全の確保、4)美しく良好な環境の保全と創造、5)多様性のある地域の形成を目標として施策を推進している。
第II部においては、これらの目標を実現するための政策課題を10に整理し、具体的な取組みを報告している。