第II部 国土交通行政の動向 

第4節 国土形成計画の策定

1 国土計画制度の改革

 人口減少時代を迎えつつある今日、国民の間に不安感や不透明感が拡大する中で、国土及び国民生活の将来の姿を示すことは極めて重要であるが、昭和25年に制定された「国土総合開発法」は、開発を基調とした量的拡大を指向したものとなっていたことから、計画制度の抜本的見直しの必要性が指摘されていた。
 このため、国土審議会における検討を踏まえ、「国土総合開発法」を抜本的に改正し、平成17年7月に「国土形成計画法」が成立した。この「国土形成計画法」に基づき策定される国土形成計画は、策定手続及び内容の両面において、これまでの全国総合開発計画から大きな転換を図ったものとなる。

 

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