第II部 国土交通行政の動向 

コラム・事例 愛・地球博をめぐる観光の動向

 平成17年3月25日から9月25日にかけて、愛知県の長久手と瀬戸の2つの会場において、「自然の叡智」をテーマに掲げた、「愛・地球博(愛知万博)」が開催されました。
 愛知万博をきっかけに、より多くの外国人旅行者を日本に誘致するため、ビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として、地方公共団体等との連携の下、海外の旅行会社・メディア等を招請するなど、積極的な広報活動を実施しました。
 また、来場者の交通利便の向上に向け、輸送対策協議会を開催し、交通事業者と連携し、往復割引切符の設定、外国語による案内表示・車内放送の充実等を図りました。
 これらの取組みも貢献し、愛知万博には予想を上回る約2,205万人が訪れ、その中で外国人入場者数は、万博協会実施のサンプル調査によると104.9万人で、うち86.8万人が旅行者と推計されています。
 また、愛知万博開催前に開港した中部国際空港では、開催期間中の外国人入国者数が約33万人と、前年同期の名古屋空港との比較で約13万人増(67.2%増)となっており、多くの来訪者に空の玄関として利用されました。

 
愛知万博来訪外国人旅行者の国・地域別割合
Excel形式のファイルはこちら


 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む