第II部 国土交通行政の動向 

6 倉庫業の動向

(1)倉庫業の動向

 営業倉庫は物流の結節点として重要な役割を果たしており、保管ニーズの高度化・多様化に適切に対応するため、参入規制の許可制から登録制への変更等の規制緩和等が行われた。これにより、物流関係の他の事業における規制緩和の進展と合わせて、適正な競争を促進し、多様なサービスの提供や事業の効率化を積極的に進める環境が整った。
 これらを受け、新規参入倉庫事業者も近年増加傾向にあるが、新規参入のうち6割程度が貨物自動車運送事業者であり(平成15年度)、物流事業者以外の者による新規参入の状況を見ても、倉庫業への参入と同時期に他の物流事業許可等を取得するなど、総合的な物流サービス業を志向する動きが加速している。

 

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